ETCは今や全国で90%以上の利用率(平成29年国土交通省調べ)となっており、料金所をノンストップで通過、高速道路を割引価格で利用、さらにポイントも貯まりますので節約にもなります。
そんな便利なETCを利用するにはETCカードが必要ですが、初めての方はどうやって作れば良いかわからない方もいらっしゃると思います。
「ETCカードはどうやって作るの?」
「ETCカードの申し込み方法が知りたい」
「ETCカードはどんな種類があるの?」
今回はこんな風に思っている初心者の方に向けて、「ETCカード」の作り方、申込み方を解説しますので参考にしてください。
目 次
ETCとは?ETCカードは決済を完了させるために必要
ETCとは、高速道路などの料金所をノンストップで通過出来る自動料金収受システムの事で、その時に無線交信で料金の決済をするのに必要なのがETCカードです。
ETCは後払い式の電子マネーと同じイメージ
ETCのイメージは、コンビニのレジで電子マネー決済をするのと同じです。
「ピッ!」っと端末にカードをタッチして決済を完了させますが、そのタッチをするカードと同じ役割がETCカードで、ETCは「タッチ」の代わりに「無線交信でデータのやり取り」をして決済を完了させることが出来ます。
料金所で止まって「カードを出して決済」という一連の行動をデータの無線交信で済ませる事が出来てクレジットカード払い(後払い)に出来るのでとにかく便利です。
【ETCカードの作り方】クレジットカードの追加カードとして作るのが一般的!
ETCカードの作り方はクレジットカードの追加カードとして作るのが一般的で一番メジャーな方法です。
基本的に普通のクレジットカードなら追加でETCカードを申込む事が出来るようになっています。
ETCカードをお得に使うには?ETCカードは年会費・発行手数料が発生するカードもある
ETCカードは年会費無料で使えるカードも多いですが、「新規発行手数料」や「ETCカード年会費」が発生するものもあります。
そうなると年会費無料の方がお得に思いますが、ETCカードの発行手数料や年会費が無料だったとしても、クレジットカード自体に年会費がかかるカードもあります。
もしクレジットカード自体の年会費が高ければ、ETCカード年会費・発行手数料が無料だったとしても、それは最初からクレジットカード年会費に織り込み済みと考えられますので、「ETCカードがお得に使える」とは一概に言えないです。
クレジットカード・ETCカード年会費無料のカードがお得
年会費がかかるクレジットカードは、年会費がかかる理由として旅行保険などの付帯サービスが充実するようになっていたり、ダイニング特典が充実していたりします。
自分にとって必要無いなら年会費がもったいないので、クレジットカード年会費、ETCカード年会費無料のカードを選択するようにすれば、ETCカードをお得に使う事が出来ます。
年会費無料で使えるお得なETCカードはこちらで紹介していますのでご覧ください。
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年会費・発行手数料無料、条件付き無料でお得に使えるETCカード5選!
ETCカードは年会費無料で使えるものは多いですが、数が多すぎて選ぶのが大変ですよね? 年会費無料には ...
しかし!
年会費無料は最低条件であって、お得に使うためにはまだまだ重要な事があります。それはポイントです!
ETCカードの利用でもポイントが貯まる!選ぶクレジットカード次第で雲泥の差
ETCカードはクレジットカード支払いになりますので、クレジットカードと言えば「ポイントが貯まる」事がメリットですよね。
当然、ETCカードの利用分も他の利用分と同じようにポイントが貯まります。
そしてポイントはクレジットカードによって貯まり方やポイント還元率が違ってきますのでどのクレジットカードを選ぶかでかなり違ってきます。
ETC利用分のポイント還元率が高いカードを選択しよう
例えばクレジットカードによっては還元率が0.5%のカードもあれば、還元率1%のカードもあります。
もし10万円を利用したら1%なら1000ポイントで、0.5%なら半分の500ポイントです!
1ポイントの価値が1円だったとしたら1000円分と500円分なのでかなり変わってきますよね。
同じ利用額でもこんなに違う訳ですから元となるクレジットカードのポイント還元率は良く調べてから選ぶべきですね。
ポイント還元率が低いならまだしも、そもそもポイントが付かないなんていう信じられないクレジットカードもあります!!
ETCカード利用ポイントが貯まらない!ポイントは付くけど還元率が半減するカードもある
最近では少ないですが、そもそもETCカード利用分のポイントが付かないというカードもあります!
今どき信じられませんが、実際に利用している人が居ますので衝撃的です!
他にはETCカード利用分だけポイント還元率が半減すると言うカードもあります。
発行手数料、年会費があるとポイント還元が無いのと同じ
それと先ほどもお伝えしたように、ETCカード年会費、新規発行手数料が発生するカードもあります。
例えば年会費が500円だったとしたら、「還元率0.5%で1ポイントの価値が1円のカード」なら10万円利用まではポイント付与が無いのと同じ事になりますよね。
発行手数料が毎年1000円かかるというカードもありますので、「還元率0.5%で1ポイントの価値が1円のカード」なら20万円利用まではポイント付与が無いのと同じ事ですし、還元率1%だったとしても10万円まではポイント無しと同じ事です。
そう考えると完全無料で還元率1%で使えるETCカードもありますので、年会費、発行手数料の有るクレジットカードでETCカードを作る理由は本当に見つかりませんよね。
ETCマイレージでもポイントが貯まる!最大還元率1%
クレジットカードの利用ポイント以外にも、「ETCマイレージ」という高速道路公社が運営するポイントが貯まります。
ETCカードを作った後に会員登録が必要ですが、最高で100円→1ポイントが貯まり、1ポイント1円として高速料金に使う事が出来ますので還元率が最大1%になります。
クレジットカードの還元率が1%(100円→1ポイント(1円相当))だったとしたら、合計還元率は2%になりますのでかなりの高還元率になります。
クレジットカードは審査が必要!審査が不要のETCカードもある!
「クレジット」という言葉は「信用・信頼」という意味がありますので、クレジットカードのシステムは利用者の「信用」で成り立っています。
利用代金を「信用」だけで肩代わりするわけですから、当然クレジットカード会社はその人が「信頼できる人物かどうか」を調べますよね。
それが「審査」です。
審査項目は「支払い能力(安定した仕事をしているか)」や「過去の支払い実績」などで、もし「仕事をしてなくて収入が無い人」だったら「支払い能力」は疑われることになり、信用される事は難しくなりますよね。
そして審査をした結果「この人の支払いを肩代わりしてもちゃんと後から払ってくれるだろう!」という判断で「信用」を勝ち取る事が出来たら審査通過となり、クレジットカードが発行されて晴れてETCカードを作る事が出来るようになります。
しかし、クレジットカードの審査は落ちる事も珍しい事ではありません。
どうしてもクレジットカードの審査に通らない場合は、クレジットカードが無くてもETCカードを使う事が出来る方法もあります!
審査不要!クレジットカードじゃないETCカードもある!
ETCカードはクレジットカードの追加カードとは異なる「ETCパーソナルカード」という物もあり、これならクレジットカードのように審査は必要なく誰でも作る事が出来ます。
デポジット(保証金)が月の平均利用額の4ヶ月分必要
パーソナルカードは誰でも使う事が出来ますが、月の平均利用額の4倍のデポジット(保証金)が必要になります。
月の平均利用額は5000円が最低平均額となりますので、デポジットは最低でも20000円は必要になります。(デポジットは解約時に返金されます)
毎月の利用分をしっかりと支払っていればデポジットの範囲内で使う事が出来ますが、未払いになった場合は未払いの合計金額がデポジットの80%を超えると利用が停止される場合もあります。
チャージして使えるプリペイド式のETCカードは無いの?
クレジットカードにはチャージして使えるプリペイド式や、銀行口座残高分だけ使えるデビットカードがありますが、
では、プリペイド式やデビットカードのETCカードはないの?と思いますが、残念ながらありません。
理由は様々ありますが、一番は残高不足の時にゲートを下ろして止めてしまったら後ろから追突されたりする危険がありますし、かと言ってゲートを下ろさなかったら料金を払わずに利用されてしまいます。
このように、安全を脅かしてしまう可能性がある事から、プリペイド式やデビットカードのETCカードは採用されていないのです。
ETCカードはとにかくお得!メリットまとめ
ETCカードはとにかくお得でメリットが沢山あります。
料金割引(夜間・休日・平日朝夕割引などで高速料金がお得になる)
30%も割引になるので、10000円なら3000円もお得なので大きいですよね!
3000円もあったらランチ代が浮いてきますね!便利になって料金も安くなるので言う事はありません。
クレジットカードポイントが貯まる
しかも、料金が割引になるだけじゃなくクレジットカードのポイントまで貯まります。ポイント還元率が1%のクレジットカードを選択すれば大きな節約になります。
ETCマイレージポイントが貯まる
さらに、「ETCマイレージ」といって高速道路公社が運営しているポイントプログラムでも利用した金額に応じてポイントが貯まります。
貯まったポイントは通行料金として最高で1ポイント1円として使えますので還元率は最大1%です。クレジットカード還元率が1%なら合計で2%還元になります。
料金所をノンストップで通過出来る
わざわざ料金所でストップしてお金を払うのはメンドクサイですし、渋滞の元にもなります。
それと無駄なアイドリングを使うので燃費も悪くなりますよね。
ETCならノンストップでそのまま通過出来るので楽だし燃費も良くなります。
クレジットカードの特典を受けられる(カードによるがガソリン代割引など)
ETCカードを作るにはクレジットカードを作る必要がありますので、クレジットカードの特典を受ける事が出来ます。
例えばガソリンスタンドが発行しているカードであればガソリン代が割引になるなどの特典があります。
左ハンドルの外車はメリット大
高速道路の料金所は左ハンドル専用がありませんのでとてもメンドクサイ事になりますが、ETCならそのまま通過出来るので何も問題がありません。
デメリットは?
とても便利なETCカードですが、デメリットと言ってしまえばデメリットになる事もあります。大したことではないですが一応お伝えします。
高速料金が気になりにくくなるので、無駄に高速を利用してしまう。
これは「ETCカード」というよりもクレジットカードのデメリットとしてよく言われている事ですよね。
「後払い」になりますので、どうしてもお金を使っている意識が薄れてしまいます。
それによって、普段なら乗らない区間でも気軽に高速道路に乗ってしまう事が考えられます。
ETCカードの申し込み方
ETCカードの申し込み方は以下の通りです。
まずはクレジットカードを作る所からスタートですね!
まずはクレジットカードを選択しましょう。
クレジットカードは以下の条件をできるだけ満たしているカードが良いです!
- カード年会費無料
- ETCカード年会費無料
- ETCカード発行手数料無料
- ETCカード利用分のポイントが満額付与で、クレジットカード利用分・ETCカード利用分のポイント還元率が1%以上
- ETCカードポイントが付与されたことによって他の特典が無くなったりしない
- クレジットカードの入会キャンペーン特典がある
年会費は有料だけど、年に1回でも利用すれば無料になるカードや、ポイント会員ランクによって年会費が無料になるカードもあり、そのような場合は「年会費が実質無料」と考えて良いと思います。
もし上記を全て満たしていたら完璧です!間違いなくそのクレジットカードを選択しましょう!
クレジットカードを選択したら、
クレジットカードと同時にETCカードも申し込む
申込で個人情報を記入していると、「ETCカード申し込み」の有無を記入する欄が出てきますので「申し込む」にチェックを入れればOKです。
これでクレジットカードの審査が通ればETCカードも届きます。(クレジットカードよりも少し後に届く事が多いです)
審査に通過してクレジットカードが送られて来た後にETCカードの申し込みが出来るパターンのカードもありますので、その場合はまずはクレジットカードだけ申し込む形になりますね。
ETC車載器の準備(最近の車は最初から取り付けられている)
もしETC車載器が付いていなければ、購入しましょう。
オートバックスやイエローハットなどで車載器を購入すれば、取り付けと同時に、利用が出来るようにセットアップもしてもらえます。
セットアップするには車検証の写し、本人確認書類が必要です。
これでETCカードを利用を始める事が出来ます。
ETC車載器を実質無料で手に入れよう!
ETCの利用をするには「ETC車載器」の設置が必要です。
車載器は安いものだと5000円くらいなので、そんなに高いものではないですが無料で手に入れる事が出来たらそれに越した事は無いですよね!
本当に無料という事はないのですが、「実質無料」にする事が出来ます。
クレジットカードの入会キャンペーン特典で購入
ETCカードを作るにはクレジットカードを申し込む必要がありますので、クレジットカードによっては入会キャンペーンで5000円相当分の特典が貰えます!
例えば先ほど紹介した楽天カードですと入会キャンペーン特典は5000円相当の楽天ポイントが貰えます。
その楽天ポイントを使って楽天市場でETC車載器を購入すれば「実質無料」で手に入れる事が出来ますね!
他に紹介したカードでもETC車載器が買えるくらいの入会特典が貰えるクレジットカードはありますので、この方法で手に入れましょう。
まとめ
今やETCは全国で90%以上の利用率(平成29年国土交通省調べ)にもなりますので、ほとんどの車が利用していると言えます。
ここまで様々なETCのメリットをお伝えしてきましたが、特別な理由?でもない限り利用しない理由はないですよね。
ETCカードの作り方はクレジットカードの追加カードとして発行する事が一般的で、申込方法は「ETCカードの追加発行が可能」なクレジットカードを申し込んで、ETCカードを追加発行すれば作れます。
クレジットカードではない「ETCパーソナルカード」でもETCを利用出来ますので、そちらでの利用でも問題ありません。
ETCを利用すると以下のメリットがあります。
- 高速道路利用料金が安くなってポイントが貯まる
- クレジットカードならポイントが貯まる
- 高速道路公社運営のポイントが貯まる
- 料金所で止まる必要が無くなって楽になる(燃費も良くなる)
とにかく「お得」になる事が多いので節約になりますね。
ETCを利用してお得なカーライフを始めましょう!
年会費無料で使えるお得なETCカードはこちらで紹介していますのでご覧ください。
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年会費・発行手数料無料、条件付き無料でお得に使えるETCカード5選!
ETCカードは年会費無料で使えるものは多いですが、数が多すぎて選ぶのが大変ですよね? 年会費無料には ...