「自動車税はクレジットカードで払うとお得なの?」
「nanacoが1番お得なの?」
自動車税をクレジットカードで払うとポイント分がお得だと聞いて、何も考えずにクレジットカードで払うと、実はほとんど得を出来ない場合があります!
たしかに自動車税はクレジットカードで払うのがお得なのですが、排気量やクレジットカードの還元率によって変わりますし、しかも単純にクレジットカードで払うだけではそんなにお得にはならないんです。
そこで今回は、日々クレジットカードの情報を集めて記事を書いている筆者が、自動車税をクレジットカードでお得に払う方法を解説します
この記事でこれが分かる
- 自動車税の1番お得な支払方法
自動車税は出来れば払いたくない物ですよね!この記事を読めば税金でお金が飛んでいく虚しさを少しは和らげることが出来ますよ!
目 次
自動車税のクレジットカード払いは手数料がかかる!
自動車税をクレジットカードで払うとポイントが貯まってお得なんて言われていますが、たしかにポイントは貯まりますが、その代わりに決済手数料を取られますから実際の収支はかなり微妙になってしまいます。
手数料がかかる理由はクレジットカードで支払うにはネットでの決済システムが必要になりますが、多くの自治体は「ヤフー公金支払い」などの決済代行サービスに依頼をしているからです。
手数料は排気量に関係なく一律
手数料の金額は各自治体で若干違う場合もありますが、基本的には330円(税込)です。
これは車の排気量によって変わる事は無いです。
東京は排気量が大きいほど手数料が高くなるシステム
東京の場合は10000円ごとに手数料が加算されるシステムになっていて、金額が多くなればなるほど手数料が高くなります。
同じ税額で他県と東京の手数料を比べると、東京の方が排気量が小さいほど安くなっていて、排気量が大きいほど高くなると言った感じになっています。1000cc以下だと東京の手数料は安くなりますね。 ただ本当に微々たる差です。
一律300円(税別)だと「1000cc以下」の税額は29500円なので、還元率1%のクレジットカードで支払ったとしても赤字となりますし、それ以上の税額でも得出来る分はかなり少なくなってしまいます。
クレジットカード支払いの損益分岐点
クレジットカードで払うなら獲得ポイント数が手数料を上回らなければ余計な手数料を払うだけになってしまうので、それでは意味がありません。
自動車税は排気量が大きくなるほど税額が高くなっていきますが、クレジットカードのポイントも金額が多くなればなる程獲得出来るポイントは多くなっていきます。
という事は税額とポイント還元率を考えれば損益分岐点が見えてきます。
しかしクレジットカードのポイント還元率は限界があります。
クレジットカードのポイント還元率は0.5%が一般的
クレジットカードのポイント還元率は100円あたり0.5円分のポイントが付く0.5%が一般的と言われていて、その倍の1%あると優秀と言われています。
最近では1%のクレジットカードは珍しくないですが、1%以上のクレジットカードとなるとガクンと減ります。
1%なら年会費無料のクレジットカードも沢山ありますので、理想は還元率1%です。
還元率1%なら1500cc以上からプラス収支になる
還元率1%なら自動車税額が39500円だったとしたら395ポイント獲得出来ます。
そこから手数料分をマイナスすると
395P(395円相当)-324円=71円得する事が出来ますね!
排気量が1000cc以下だと税額は29500円になりますので、還元率1%です。295ポイントなので、手数料の方が高くなってしまいます。
1000cc以下の場合は還元率1.25%でだいたいトントンになりますので、還元率1%のクレジットカードでは赤字となります。
ここまで見てきて、クレジットカードで払ってもたいして得出来ないなと思った方も多いのではないでしょうか?
さてここからが本番です!
もし決済手数料を払わずにクレジットカード払いが出来たとしたら、排気量に関係なくクレジットカードのポイント分を全て得する事が出来ますよね!
実際にそれが出来る方法がありますので解説します。
nanacoを利用すると手数料ゼロでポイントを稼げる!
画像出典:nanaco公式サイト
セブンイレブンが発行している電子マネーnanacoは現金払いと同様に利用する事ができて、公共料金や税金も支払う事が出来ます。
という事は、nanacoで自動車税を支払えばクレジットカード払いにはならないので、決済手数料を払う必要はなくなりますね。
ただし、単にnanacoで支払うだけでは意味がありません。
nanaco支払いでポイントは付かない!
nanacoは買い物で利用すると200~100円で1ポイントが付きますが、公共料金や税金の支払いでは1ポイントも付きません。
つまりnanacoで支払うだけじゃ何の意味もないんです!
nanacoで払う意味は「支払いポイント」を獲得するのが目的ではなくて「チャージポイント」を獲得するのが目的です。
支払いじゃなくてチャージでポイントを稼ぐ!
nanacoは事前にチャージをして利用するプリペイド型の電子マネーで、現金やクレジットカードでのチャージが出来ます。
現金でチャージをしてもチャージポイントは付きませんが、クレジットカードなら特定のカードに限ってポイントを稼ぐ事が出来ます。
このような流れです。
- チャージポイントが付くクレジットカードでnanacoにチャージしてポイントを獲得する。
- チャージしたnanacoで自動車税を支払う
こうすると自動車税クレジットカード決済手数料を回避出来て、なおかつ支払い分のポイントを獲得する事が出来ます。
要するに間接的にポイントを獲得するという感じです。
チャージポイント還元率が高いクレジットカード
チャージポイントを獲得出来るクレジットカードは複数ありますが、ほとんどが微々たるポイント還元率となっています。
以前はチャージでポイントが貯まるクレジットカードも多かったのですが、クレジットカード会社の収益上の問題からか、最近はポイントが貯まるクレジットカード自体が少なくなっていて、貯まるにしてもポイント還元率がかなり低くなってしまっています。
自動車税の金額で獲得できるポイント数を考えると、最低でも還元率0.5%は欲しい所です。
いまだに還元率0.5%以上を獲得出来るクレジットカードは少ないですが存在しています。
おすすめを紹介していきます。
リクルートカード
リクルートカードはnanacoチャージのポイント還元率1.2%です!これは業界最高となっています。ただしポイントが付くのは月に30000円チャージ分までなので注意が必要です。
リクルートカードの基本情報
ー | リクルートカード(VISA/Master/JCB) |
申込資格 | 18歳以上(学生可)で本人または配偶者に安定した継続的な収入のある方 |
年会費 | 無料 |
家族カード年会費 | 無料 |
ETCカード年会費 | 無料(VISA・Masterは発行手数料1100円税込) |
ポイントプログラム | リクルートポイント(Pontaポイント) |
ポイント還元率&有効期限 | ●通常1.2%(100円で1.2円還元) (毎月の合計利用額の1.2%に対して小数点第1位以下を切り捨てたポイントが付与) ◦ポンパレモール・じゃらんでは還元率3.2~4.2%以上 ●ポイント有効期限は1年で、1Pでも貯めればそこから1年に更新 |
海外旅行保険 (利用付帯) |
◦死亡後遺障害:最高2000万円 ◦傷害・疾病治療費用:最高200万円 |
ショッピング保険 | 年間最高200万円(国内外対象) |
リクルートカードの特典
- 年会費無料(家族カード・ETCカードも無料)
- ポイント還元率1.2%(100円で1.2円還元)
- ポンパレモール・じゃらん・ホットペッパーで還元率3.2~4.2%以上
- リクルートポイントはPontaポイントと相互交換できる
- 楽天Edyチャージで還元率1.2%(月30000円上限)
- 新規入会特典で大量のリクルートポイントプレゼント
チャージポイント上限に注意!
月間30000円までしかチャージポイントが付かないので、税額が30000円以上なら2~3ヶ月に分けて必要な金額をチャージしなければ全チャージ分のポイントを獲得出来なくなります。
例えば50000円の税金を払う場合、1ヵ月で30000円までしかチャージポイントが付きませんので、1ヵ月間で50000円チャージしてしまうと20000円分には一切ポイントが付かないので注意が必要です。
リクルートカードの入会キャンペーン詳細、カード詳細はこちらの記事をご覧ください。
-
リクルートカード入会キャンペーン【2023年最新版】最大6,000円相当のポイントプレゼント
「リクルートカードの入会キャンペーンはお得?」 「特典ポイントの獲得条件は簡単なの?」 「時期によっ ...
リクルートカードの審査情報はこちらの記事をご覧ください。
-
リクルートカードの審査難易度を徹底解説!審査通過率を高くする3つの条件
「リクルートカードの審査難易度はどう?」 「審査通過率を上げる方法が知りたい!」 リクルートカードを ...
リクルートカードの公式サイトはコチラ
ヤフーカード
ヤフーカードはnanacoチャージで還元率0.5%です。先に紹介したリクルートカードよりは落ちますが、月の上限は無いしTポイントが貯まるのでポイントの利便性が高いです。
ヤフーカード基本情報
ー | ヤフーカード(VISA/Master/JCB) |
申込資格 | 18歳以上(学生可)でYahoo!JAPAN IDをお持ちの方 |
年会費 | 無料 |
家族カード年会費 | 無料 |
ETCカード年会費 | 550円(税込) |
ポイントプログラム | Tポイント |
ポイント還元率&有効期限 | ●通常1%(100円で1円還元) (利用毎に対して100円で1ポイント付与) ◦ヤフーショッピングの利用は還元率3%以上 ●ポイント有効期限は1年 (ポイント増減があるとそこから1年更新) |
海外旅行保険 |
付帯なし |
ショッピング保険 | 年間最高100万円(国内外対象) |
ヤフーカードの特典
- ヤフーショッピング・ロハコで還元率3%以上(ソフトバンクユーザーなら10%以上)
- PayPayチャージ還元率が1%
ソフトバンクユーザーならYahoo!ショッピングがお得!
年会費無料でどこで使っても還元率1%で、Yahoo!関連サービスでは特にお得になっています。ソフトバンクユーザーならYahoo!ショッピングのポイント還元率は10%以上になります。
ヤフーカードの詳細はこちらの記事をご覧ください。
-
PayPayカード入会キャンペーン2023年最新版!最大5000円相当プレゼント
「PayPayカードの入会キャンペーン詳細が知りたい」 「PayPayカードの特典は本当にお得なの? ...
ヤフーカードの審査情報はこちらの記事をご覧ください。
-
ヤフーカードの審査難易度を徹底解説!審査通過率を上げるための対策とは?
「ヤフーカードの審査難易度は?」 「審査に通りやすいって本当?」 ヤフーカードは審査に通りやすいと聞 ...
ヤフーカードの申込はこちら
↓↓
セブンカードプラス
セブンカードプラスはnanacoチャージで還元率0.5%です。良い所はnanacoポイントが貯まり、1ポイントを1円としてそのままnanacoにチャージして利用出来る点です。還元分が目に見えやすいのでお得感があります
セブンカードプラス基本情報
ー | セブンカードプラス(VISA/JCB) |
申込資格 | 18歳以上(学生可)で本人または配偶者に安定した継続的な収入のある方 |
年会費 | 550円(税込) ●初年度無料 ●2020年1月10日から完全無料 |
家族カード年会費 | 220円(税込) ●初年度無料 ●2020年1月10日から完全無料 |
ETCカード年会費 | 年会費・発行手数料無料 |
ポイントプログラム | nanacoポイント |
ポイント還元率&有効期限 | 通常0.5% ●月の合計利用額に対して200円で1ポイント ※セブンイレブンとセブンアイホールディングスのお店では1.5% ポイント有効期限は最長2年(当年4月1日から翌年3月末日までに加算されたポイントは翌々年の3月末日まで) |
海外旅行保険 |
付帯なし |
ショッピング保険 | 年間最高100万円(海外のみ対象) |
セブンカードプラスの特典
- イトーヨーカドーで毎月8の付く日は還元率6.5%(5%割引とポイント1.5%)
- デニーズ・イトーヨーカドー、ヨークマートなどで還元率1.5%
- イトーヨーカドーで駐車場優待あり
- nanacoへのオートチャージが可能
- クレジットカードとnanacoが一体型に出来る
- 年会費無料のゴールドカードのインビテーションが目指せる
- 新規入会キャンペーンがお得
年会費が無料に
セブンカードプラスは年間50000円以上使わないと年会費がかかってしまっていましたが、今後無料になります。そしてもともと初年度無料なので、つまりは年会費無料という事になります。
セブンカード・プラスの入会キャンペーン詳細、カード詳細はこちらの記事をご覧ください。
-
セブンカードプラスの入会キャンペーンを徹底解説!最大7700円相当獲得可能!
「入会キャンペーンは簡単に獲得出来るの?」 「nanacoポイントの使い道は?」 セブンカードプラス ...
セブンカード・プラスの申込はこちら
↓↓
nanacoで10万円以上を払う方法
nanacoは1枚で最高10万円まで支払い可能です!ただそれには手順があります!また自動車税額が10万円以上の方も居ると思います。nanacoで大きな金額を払う方法はコチラの記事をご覧ください。
-
税金はnanaco支払いで割引出来てお得!5万円以上の支払い方も解説
「nanaco払いで税金が割引出来るって本当?」 「どんな税金が払えるの?高額でも可能?」 nana ...
まとめ・クレジットカード払いのメリットデメリット
自動車税はクレジットカードで払えばポイントが付きますので、現金で払うよりお得です。
クレジットカード払いのメリット
- 税金の支払いでポイントが貯待ってお得(税額とクレジットカード還元率次第)
- いつでも支払い可能!納付期限ギリギリでも間に合う
クレジットカード払いのデメリット
- 納税証明書がスグに発行されない(車検で必要な場合は困る)
- 決済手数料がかかるので税額とクレジットカード還元率によってはマイナスとなる
ただし自動車税をクレジットカードで払うには300円(税別)の手数料を取られますので税額とクレジットカード還元率によってはマイナスになるだけの場合もありますので注意が必要です。
クレジットカードで支払うなら還元率1%以上で1000cc~1500cc以下だと34500円なので345ポイント-手数料300税金でちょっとプラスになります。
クレジットカード支払いなら「1000cc~1500cc以下」以上の排気量で還元率1%以上ならお得となります。
しかしおすすめはnanacoで支払う事です。
クレジットカードでチャージポイントを稼いでからnanacoで支払えば決済手数料を払わずに済むのでチャージポイント分だけ得になります。
チャージポイントがしっかりと付くクレジットカードを選択すればかなりお得になります。
nanacoチャージでおすすめのクレジットカード
リクルートカード➡1.2%(ポイント付与は月30000円分まで)
ヤフーカード➡0.5%
セブンカードプラス➡0.5%
リクルートカードとヤフーカードは通常でも還元率1%以上あるのでクレジットカードで直接払う場合でも使えます。
nanacoチャージポイントを稼いでからnanacoで支払うとお得なので是非実践してみてくださいね。